作り直し布団ができるまで

　綿布団が作り直し（打ち直し）が可能なことを知っていますか？このページでは綿布団を作り直す工程を画像を交えてご説明します。綿布団は作り直しで形を変えらる利便性を持っています。掛け布団から敷き布団。敷き布団から座布団や長座布団など、お客様の要望にお応えできます。

３年ほどご使用になった敷き布団綿です。３つに折りたたんだ状態で約15ｃｍの厚さです。
なお、重さは約６.０ｋｇです。製綿された綿と、新しい生地で布団を仕立てます。ここでは敷き布団の
仕立てを説明します。製綿して目減りした綿分（綿２枚）を足しました。

１、縦方向に綿を敷く

２、横方向に綿を敷き交互
　　に４段の綿を敷く

３、生地の４隅から５〜８ｃｍ
外側を円形に切り取る

４、生地に沿って綿を内側に
折込み、角を作る。綿をおり
込んだ内側を埋め、最後に
かぶせ綿をかぶせる

５、綿を生地の中に入れる

６、綿を生地の隅までいきわ
たるように入れる

７、生地の口を綴じる

８、手の平を使い、布団の
中央から外側に叩き、綿の
平坦化を行う

９、４隅と、１２箇所を綴じる。
（シングルの場合）

以上までの工程で約５０分。敷き布団が出来あがりました。３つに折りたたんだ状態で約45ｃｍ。
ふんわり感が蘇りました。元に比べて約３.０倍の厚さになりました。
　作り直す前の布団と比べると、見違えますね。作り直し布団で寝心地アップは間違いないでしょう。どうですか？押入れに眠ったままの綿布団はございますか？それではお近くの綿布団取扱店にまずは電話をかけてみてください。そして皆様の快眠を心よりお祈り致します。
　作り直しは通常、掛け布団で５年、敷き布団で３年周期で行うことで「快眠」がお約束されると言われています。