羽毛について
　羽毛布団のダウンの産地はハンガリー、ポーランド、カナダ、チェコスロバキア、中国等が有名で、中国では山間部で飼育されている。しかしダウンは食肉用として飼育されてるアヒルやガチョウの副産物で、布団用に飼育されている訳ではない。ダウンはアヒルやガチョウから採取され、ガチョウから獲れるダウンの方が高価とされている。これをグースダウンと呼び、さらにその中でも成鳥したグースから獲れるダウンをマザーグースダウンと呼ぶ。マザーグースのダウンボールは大きく、ダウンパワーが優れているため膨らみが大きい。ダウン性能の順位は上位からマザーグース、グース、マザーダック、ダックで羽毛布団はダウンの他にスモールフェザーも混合されており、ダウン１００％の羽毛布団は殆ど存在しない。ダウンは産地によりランク付けがされているが、それは寒い地方であればあるほどダウンボールが大きく成長する事が理由とされている。ラベルについては、日本羽毛製品協同組合のゴールドラベルが有名だが、メーカーによっては独自の厳しい基準で独自のラベルを付けている。昔は嵩高の数字が基準となっていたが、今はダウンパワーの数字が基準となっている。なお嵩高は羽毛の厚みではありません。ダウンパワーは数字が大きければ良く膨らみ、これによりダウンが空気を抱える事でふっくら感がでます。ランクは下位からニューゴールド、エクセルゴールド、ロイヤルゴールド、プレミアムゴールドとダウンパワーにより区分されている。例えばニューゴールドとプレミアムゴールドの羽毛布団を比較すれば、その膨らみの差、云わば暖かさは段違いである。なお、ラベルとダウンパワーの詳細はこちらをご確認ください。