キルティングについて

　キルティングは様々なメーカーで独特なキルト手法を行っている。立体キルト（マチ付き）でシングルサイズなら２０マス位が一般的なキルティングとなっている。立体キルトはマチがついている為、キルティング付近でも羽毛が無くなる事がなく暖かさが保持できる特性を持っている。多くの通販では横が３マスの仕様でこれが最適と言いながら羽毛が販売されているが、これは手間を省き価格を抑えるためのものであり、４マスでも立体キルトであれば羽毛がキルティング付近で無くなる事はまずありえない。その他には襟元、足元のキルティングの幅を狭め羽毛の偏りを少なくしたり、キルト数を多くする事やツインキルトと呼ばれる2層構造のキルティング等がある。　消費者の中にはキルティング中央の羽毛が減って困ると言う方も多いが、これはキルティングは内部で繋がっている事が原因であるがこれは公表しないで販売している。外観的にはキルトで区切られてるが、マチの部分に蓋がついた穴が開けられており、使用中の寝返り等で真中の羽毛が両端に偏るために真中の羽毛が減ってしまう。何故このようにマチに穴が開いているかと言うと、羽毛を入れる際に便利という理由からである。この偏りを防ぐには完全立体キルトやシングルキルトにすれば良いが、後者の場合はマチが無い為、キルト付近に羽毛が無い為暖かさが減少するリスクがある。完全立体キルトはマチの穴が開いておらず羽毛の偏りはないが、コストが掛る。暖かさが一番感じられるのはツインキルトである。これは2層のキルティング位置をずらしている為である。