この手の商品が多い！ 2023.10.24
当店では羽毛の作り直しも行っているが、SDGsもあってか、注文が多くなっている。お客様からの電話対応後に出向き、その商品を見せてもらうのだが、多くの商品は褒められた羽毛でない物が非常に多く驚く。数年前までは、昔買った高額の羽毛が多く、お客様曰く「捨てたらもったいないから」と言うお客様が多かった。その当時の羽毛は１０万円以上の物の販売が多く、しかしながらその価格に見合わない感じの羽毛があったのも事実である。しかし、このような羽毛の場合は、新規で買えば高額であり、直しをした方が良いのも事実だ。しかし、その後、流通ルートの変化や、〜ショッピングの出現で安価で質の悪い羽毛の販売が増えた。顧客はその価格であるがためにそれを購入し使用している。そして数年〜十数年後が今となる。その当時、２〜５万円程度で購入した羽毛は安く売るための策が成されている。羽毛で言えば、未成熟の羽毛だったり、偽装羽毛だったりする。生地で言えば、化繊混の生地で軽いことは有るが、質は良くない。キルティングも貧相で、何処で作られたのかの表示なども曖昧である。しかし対応はしなければいけなく、色々説明する。解かる言葉で説明するのだが、理解に苦しむお客様もおり、結構な時間が掛かる。しかし最後には理解していただき注文を頂く場合が多い。寝具を購入する場合、専門店にまず出向き、色々なデータを集めてから、最後何処で買うかは消費者だ。特に羽毛の場合は注意が必要で、安いものに飛びつくことは辞めた方が良い。当店の顧客の中にも、子供に買ってもらった羽毛をリフォームに出す方もいるが、やはり子供世代はネット等で買うケースが多い。当店で購入していただいた羽毛の場合は、１０年使用しても元気だが、ネットで買った羽毛の場合は劣化が酷いのは明かだ。ＳＤＧｓと世の中で報じられており、再生が叫ばれる中、寝具だけ貧相では納得いかない感じである。