本当に良い商品は専門店でも販売する 2023.12.21
２０２３年も残すところ１０日余り。東北地方ら北海道では大雪が降り、いつもの冬の光景となっている日本列島。関東地方では晴れの日が多く、朝晩はやっと冬らしくなってきた。寒い方が良いと言う人は、農家など、天候に影響する人が多く、普通の人は暖かい方が良いのかもしれない。
話はそれたが、お客様から以下の商品について質問があった。寒くなるこの時期になると、各メーカーから暖かい掛け布団が紹介されることが多く、今回、質問を受けた掛け布団はエクストラダウンを使用した掛け布団だ。先日私もラジオショッピングで聞いたのだが、その内容は以下の通りだった。三ツ星の高級羽毛布団より暖かく、作りは羽毛布団と同じと言う内容だった。ラジオショッピングで商品を紹介する人がメーカーの人なのか？違うのかは知らないが、もし製造メーカーであるとすれば羽毛布団の知識はないと思った。それは何かと言えば、三ツ星羽毛は高級ではなく、布団屋から言わせれば最低ランクの羽毛である。エクストラダウンは化繊の繊維を羽毛のように加工する事で空気を抱える素材でふんわり感があり暖かいとのピーアールだ。一番の利点は価格で、羽毛布団よりは安い。お客様には以上の説明をし、本当に暖かいかは個人差があり、解らないと伝え、快眠は暖かさだけではなく、湿度も重要であると説明した。そして難点も以下のように説明をした。化繊繊維なので、羽毛のように湿度の自動調節機能がなく、湿気を吸湿、放出しないので蒸れ感がある。家庭の洗濯機で洗えると言っているが、本当に出来るかは解らない。この説明を理解したお客様がこの布団を購入したかは不明だが、「番組内では利点しか言わないのは駄目よね」。と言って電話を切った。まさにその通りで、台本通りとは言え、利点しか言わない商法はいただけない。ネットには口コミも有るが、その口コミも１００％信用してはいけない。最近、この口コミにやらせがある事は知っている人は知っているが、知らない人は騙されるだろう。自己責任と言う言葉はあるが、嘘を言って商品を売るのは辞めていただきたい。安い商品にはそれだけの価値しかない事を理解し商品を選んでもらいたい。安くて本当に良い商品なら町の布団屋での販売もあるが、そうでない商品は数年で消える商品だ。