この世代でも 2022.05.09
SDGs関連の番組が多い最近。ベテラン芸人とアナウンサーがとある町をぶらぶらする番組では、たまに布団屋さんを訪れる。この町は街ぐるみでSDGｓを推奨しており、その布団屋さんも、のぼりに「仕立て直し」の文字があった事で取材を申し込んだ。店内に入ると、店員は潰れた布団を再生する事が出来ると説明。すると３人はそれを知らない様子で驚いていた。そして再生された布団を見て再度驚き、その布団に寝て感想を述べていた。芸人は昭和４０年頃の生まれなのに、布団の打ち直しを知らない事に私自身驚いた。アナウンサーは未だ２５歳でその知識はないのだろうが。結局布団は親が再生をし、子供に使わせなければ子供はそれを知る由もないようだ。布団は使い捨てが当然の世の中、布団は再生できることを紹介してくれて非常に有難い。テレビではＳＤＧｓと称し、好感度を上げようと様々な観点から番組を作るが、ごみ問題を取り上げても布団の再生の事はまず言わない。だとすれば布団は使い捨てが当然と思っているようだ。何度も書くが、東京都のごみで一番多いのは寝具だ。まずごみ問題を議論するなら、そのパネラーも使い捨て布団を使ってはいけないだろうし、是非布団の再生も議論に上げてもらいたいものだ。