打ち直しとは？

　「打ち直し」。この言葉聞いたことはありますか？若い人は初めて聞いた言葉ではないかと思います。打ち直しとは、長年ご使用になりつぶれた綿布団の綿を機械にかけ繊維をほぐして製綿します。機械にかけることにより綿はふっくら感が蘇ります。そして、この綿と、新たな生地とで布団を作ることです。機械にかけて綿を打つ（製綿）ところより「打ち直し」と呼ばれたのでしょう。「打ち直し」と言うより、「作り直し」もしくは、「リユース」と言ったほうがしっくりしますね。皆様のご近所に布団専門店はありますか？綿布団を取り扱っていれば打ち直しは可能です。お使いになりつぶれてしまったり、生地が破れた綿布団。捨てる前に１度試してみてください。

※　打ち直しに出される時はその日ご使用になられた物をそのまま出さずに、天日干した後に出される事をお勧めします。何故かと言いますと、就寝中にかいた汗が残っているままですと重量が増すからです。天日干しの時間は日中の湿度が低い時間帯で２～４時間です。（季節により異なりますが、夏場で２～３時間位、冬場で３～４時間位が目安です。）また、長い間押し入れの中にしまったままの布団も少し湿りがちですので天日干し後に出される事をお勧めします。これは綿が湿気を吸収する性質があるからです。