問い合わせの回答　2023.02.09
　この時期になると問い合わせの多い商品は羽毛布団であり、今回はメールで問い合わせがあり回答した。お客様の了解を得た上で、このページに記述して良いとの事なので記載する。お客様はとあるテレビショッピングで羽毛を購入したいので評価をお願いしたいとの事だった。そのテレビショッピングは某有名な所で、その商品は某有名メーカーのものであった。高級と歌い、セットでの販売で価格は確かに安い。しかしこの手の商品は決して言う程暖かくはないと伝えた。顧客の多くは知識はほぼなく、メーカーと、MCのセリフに騙されてしまう。特に寝具についてはそれが顕著で、騙されやすい商品であることは誰もが知っている。この手の商品を購入するお客様は、まあこの価格だからと言う理由で購入するもので、暖かくなくても仕方ないとは思っている一方でリピートはまずしない。お客様への回答に、まず生地が安売りの専売特許である事、そして内容量が少ない事を伝えた。そして、これはメーカーが製造しておらず下請けに製造させたものである事も伝えた。高級と言う文言も騙されてしまうし、メーカー名もお客様からすれば重要であるようだ。当店のような個人店でも、メーカーが一流だと商品は売りやすいが、騙されてしまうのも申し訳ないと思う。そのお客様には、以上の様な回答をし、購入したか否かは不明だ。テレビショッピングやネットショップでは本当に多くの羽毛布団が販売され、その多くは高級品と歌っているが、その殆どは決して高級品ではない。他のページでも記述しているように高級と言えるのは以下の仕様だ。

生地　：　綿１００％サテン織りで６０〜８０以上

羽毛　：　グースダウンでロイヤルラベル以上。量に関しては高級の判断はなく羽毛質により異なるが、グースダウンのロイヤルラベルでも最低１．１〜１．２ｋｇは欲しい

キルティング　：　これは立体キルトでも構わないが、より暖かいのはツインキルト。しかしキルティングは高級の判断はない

　以上が高級品と歌って良い商品で、テレビショッピングに出品している会社の台本も修正して欲しい。さもないと寝具業界全体に影響し、信頼を失墜する事になる。ＳＤＧｓが騒がれる中、作り直しできそうにない羽毛布団の販売も辞めて欲しい。羽毛布団の寿命は１０年ですと言う商品なら、それは粗悪品であり、ＳＤＧｓに反している。正直言えば羽毛は作り直しすれば一生ものである。