取り上げて欲しい 2022.05.07
ゴールデンウィーク終盤となるが、ここにきて放送局が各自SDGｓ関連の内容の番組を放送している。その中ではやはりごみ問題が主流となっているが、何故か家電の話題が多い。フードロスを抑制するサスティ家電。生ごみ処理機や、ペットボトルの削減を歌っている炭酸生成家電等、こじつけでＳＤＧｓに貢献していると言っている。東京都のごみで一番多いのは寝具と言われているが、何故か寝具を取り上げる番組はない。寝具は皆使い捨てが当然と思っているようだが、それは、多くの大型商業施設で使い捨て布団が販売されている事が原因だ。また大手ショッピングサイトでも同様で、これら大手が布団は使い捨てではない事をピーアールしなければいけない。大手企業では公式ホームページ上にＳＤＧｓを記載しているが、それは企業内で行っているリサイクルであり、個人は布団を捨てている現実がある。その昔は使い捨て布団は殆ど販売はされておらず、再生可能な布団ばかりだった。綿の布団は品質により限界はあるが、布団屋さんで購入した布団ならほぼ１００％近く再生は可能だ。羊毛布団も、羽毛布団も同様だが、安い商品は再生可能な品は少ないと言っても過言ではないだろう。ユーザーは布団を購入する際、品質より安価な商品を探している。特に通販やネットショッピングではそれは顕著であり、粗悪な商品を購入しているケースが多い。布団は中身が見えず、外観が良ければ買ってしまう商品でもある。皆、安価な商品は粗悪だとは理解しているが、布団にお金を掛ける人は少なくなっている。テレビは表面的なＳＤＧｓ番組を放送する事で好感度を上げる事をしているが、ごみ問題の本質は理解していない。ごみの削減は二酸化炭素排出を削減できる一番の手段であり、使い捨て布団が減る事が一番なのである。